特定看護師とチーム医療

特定看護師とチーム医療

特定看護師については色々な意見が出されています。この制度に賛成という人も居れば反対と言う人もいるわけです。確かに特定看護師が本格的に導入される事になったら、医療の現場には大きな変化が見られると思います。その変化はきっと良い変化だけではありませんよね。悪い変化もあるかもしれないのです。なので沢山の意見が出てくるのは当然だと思います。慎重に進めていかなければならない問題です。

特定看護師と医療チームについてもやはりさまざまな意見が飛び交っています。既に専門看護師や認定看護師がいる現在特定看護師は必要ないという意見。特定看護師は患者の状態によって薬剤の処方などをする事も出来るようになるという事ですが、薬剤師や理学療法士などの中には医師ではなく看護師から指示を受ける事に違和感を感じる方も出て、返ってチーム医療の力が発揮出来ないのではないかという意見。他にも特定看護師チーム医療については沢山の意見が挙げられています。

しかし否定的な意見ばかりではありません。アメリカでは診療看護師(NP)という診察や処方を行なえる看護師が居ます。NPは医師不足に悩んでいたコロラド州の住民が看護師に健康相談をしていた事がきっかけで1965年から養成がスタートしました。現在ではおおよそ66万人の医師に対して15万人のNPが存在します。その内の約96%のNPが医師とパートナーを組んで医療行為を行なっているようです。81年にアメリカの技術評価局が発表したデータでは、NPの診断能力や患者の満足度は「医師と同等またはそれ以上」と結論づけられています。更にNPがチーム医療に加わる事で、患者の症状の回復が早まる事もあるようです。しっかりとデータもとられています。このようなメリットを受け、特定看護師を日本の医療にも導入すれば柔軟で強いチーム医療を実現出来るのではないかという意見も出ています。

日本で看護師がキャリアアップをする場合は教育職や管理職に就くしかありません。特定看護師の導入が本格的に決まれば、患者さんの側を離れずにキャリアアップをしたいと考える看護師にも道が拓けます。向上心のある看護師が新たな夢を持つ事が可能になるのです。色々な意見が飛び交っていますが、しっかりとした構想を練り基盤をつくっていけばチーム医療の向上につながる事も考えられますよね。長い目で見たら、医師不足で苦悩している日本の医療業界にも光の道が見えてくるかもしれません。


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